石橋紗綾プロフィール

1988年生まれ。O型。

看護師兼メンタルケア心理士 カウンセリングルームDiamond代表

趣味は乙女ゲーム 読書

「どうして私には恋人が出来ないんだろう」

「どうして私は誰からも好きになってもらえないんだろう」

「どうして私は恋人が出来ても良好な関係を築けないんだろう」

「どうして私は好きな人と一緒にいるはずなのに、こんなに不安定で毎日泣いてばかりいるんだろう」

「どうして私は好きでもないこの人と離れられないんだろう」

私は「どうして」ばかりの人生を送ってきました。

それが如実になるのは、いつだって恋愛の時。

恋愛って、本来とても楽しいものです。

誰かを想う。誰かを愛する。

片想いには片想いなりの、両想いには両想いなりの楽しさや幸せがあるものです。

しかし私は、人生で恋愛程難しいものはないのではなかろうかと思うくらいに数々の失敗をしてきました。

私が振り向いてもらえないのは外見が悪いからだ!

そもそも私は20歳まで恋人が出来ませんでした。

それは私が男性に見向きもされない女だったからです。

小中高は生粋のオタクで、少女漫画や少年漫画ばかり読んでいましたし(なかでも幽☆遊☆白書の蔵馬が大好きで本本気で結婚したいと思っていました)、人と関わるということ自体少なく他人とコミュニケーションを取ることが苦手でした。

しかし中学、高校生くらいになると、誰しも異性に興味を抱くようになりますよね。

もちろん私もその一人でした。

良いなと思う人もいて告白も何度かしたことがあります。

しかしいつだって相手の返事は「ごめんなさい。」即答でした。

私は全身を鏡に写してみました。

身長162センチ体重70キロ 洋服のサイズは3L

顔はお菓子の食べ過ぎなのか思春期だからなのか、脂でベトベト。ついでにニキビだらけ。

髪の毛はうねりにうねって、なんとも汚らしい。

「ああ…こんな見た目じゃ誰も相手にしてくれないよね…。」

確かに、周りからも悪口を言われていました。

「ブス、デブ、キモイい」と。

見た目さえ変われたら、愛されるんだ…。

好きになってもらえないのは、振り向いてもらえないのは、恋が出来ないのは全て外見のせいだ…!

私はそう考え、必死に外見を変える努力をしました。

外見を変えても愛されない

外見をガラリと変えることで自分の人生が一変しました。

必死に20キロ以上のダイエットをし、服装も流行りのギャル服に変え、髪の毛も茶髪にしクルクルの巻き髪にシフトし、もちろんメイクも覚えました。

そうすることで、それまでは本だけが友達だったのに「プリクラ撮りに行こうよ!」「遊びに行こうよ!」という女子からの誘いが増え、男子からメールアドレスを聞かれたり、デートに誘われることも増えました。

でも、それで私の心を満たされたかと言うとそうではありませんでした。

何故なら外見だけを変えるだけで人の態度がこんなにも変わってしまうということを身を以て知り、虚しくなったからです。

外見ばかりに執着した私に待ってたのは、自分と同じように外見ばかりを気にする人ばかり。

当たり前のことですが、外見を変えるだけでは良い恋愛は出来ませんでした。

嫌われたくない気持ちが大きくなり過ぎて

しかしそんな中でも20歳の時初めて恋人が出来ました。

最初はとても幸せでした。

なんせ念願だった恋人を作ることが出来たのだから。

その幸せはこれからもずっと続くと思っていました。

しかし、そう上手くは行きませんでした。

と言うのも、私は相手を好きになり過ぎると過度に不安になってしまうのです。

送ったメールの返信が少しでも遅れると「私、何か変なことを言ってしまったのではないか」「嫌われてしまったのではないか」と極度の不安に襲われます。

そして確認のメールをさらに送ってしまうのです。

「私、嫌われてないよね?」「どうして返信してくれないの?」「今何をしているの?」

最初は優しく返事をしてくれる相手も段々と嫌がるようになっていく日々。

そして言われてしまうのです。

「もう付き合いきれない」と。

愛を確認するための試し行動の日々

そうなのです。

いくら外見を磨いても、内面が伴っていなければお付き合いは長く続かないのです。

もちろん性格の不一致で続かない場合もあるでしょう。

しかし、私の場合は明らかに自分の内面に問題がありました。

そう何もかもが重いのです。

上述したように、少し連絡が途絶えると不安になってしまう。

相手のことは何でもしてあげたくなってしまう。

それこそ、ご飯を作ってあげたいし彼の部屋の掃除もしたいし、洗濯も…

自分を尽くし上手とさえ思っていた時期もあります。

しかし「尽くすこと」の裏側にあったものは「私のことを好きになって!」「嫌われるのが怖い!」でした。

だから過剰に尽くしていたのです。

しかし自分本位が前提にあったからこそ、尽くすことで思った反応を得られないと「どうして?こんなに○○してあげたのに!」と不平不満をぶつけていたのです。

また、自分に対する相手の愛を確認するための試し行動もしていました。

自分から音信不通にしてみる。

冷たい態度を取ってみる。

本当は別れたくないのに敢えて別れようと言ってみる。

それらをする度に私を一つまた一つと大切な愛を失っていきました。

私の全ての行動は自分の自信のなさを如実に現していたのです。

自分の気持ちが言えない…その後に待ち構えていることは

他人の評価を過度に気にしてしまう私は、相手の言うことに全てYESを出し、「何をしたい?」「どうしたい?」と聞かれても「あなたに任せるよ。」が私の口癖でした。

しかしだからと言って、自分の中に気持ちや考えがなかったわけではありません。

きちんと存在していました。

だからこそ、問題が起きていたのです。

口ではOKを言っていても心の中ではNOと言っている、あるいは違う考えをしているから、無意識のうちにイライラしたり、口数が少なくなったり…

自分の気持ちが言えないと言うことは、人と深い関係になりたくてもなれないことを意味しています。

それは信頼関係を築くことが出来ないからです。

遅かれ早かれ、二人の間に関係の破綻がやって来ます。

もちろんその時も私は恋人との関係は良好には保てませんでした。

それってDVだよ。いや違う、私が悪かったから仕方ないのだ…

その様に悩み続けながらも、私は結婚しました。

良かったじゃない、結婚まで辿り着いたなら過去にどんなことがあってもハッピーエンドだよ!

なんて声も聞こえてきそうですが、…いえいえそんな訳はありません。

結婚って女性にとっては憧れですよね。

しかし私が経験したことは、人に憧れるものでは到底ありませんでした。

もちろん楽しいことや嬉しいこともありました。

いい思いもしてきたと思います。

しかしその隣にはいつも恐怖があったのです。

と言うのも、パートナーがとても血気盛んであったからです。

機嫌が悪くなるとドスの効いた声を出す、それを回避しようとその場を離れようとすると追いかけてくる、それでも逃げようとするならば頭を掴まれたり、無理矢理連れ戻そうと引きずられる…

でもそんなの自分が悪いから仕方ないのだと思っていました。

パートナーからも「お前が悪いことをするから」だと言われていたため完全に自分が悪いからダメなのだと思っていたのです。

しかしある日知り合いに「こんなことがあったんだ。」と言った際に言われたのが、「それってDVだよ。別れなよ。」という言葉でした。

でも最初はそんな言葉到底受け入れられませんでした。

何故ならそれは、パートナーの私への愛を完全に否定しなければならないものだったからです。

しかし知人の言葉がどうしても頭から離れず、今自分は幸せか、今のままで本当に良いのか自問自答を繰り返す日々を送りました。

それは長い戦いでした。

しかしそれらの経験があったからこそ、今の私がいます。

私が経験したこと全てが一人でも多くの人のお役に立てれば

今思えば私は様々なことに躓き、転がり、失敗してきました。

愛されたい。

愛したい。

愛とは何だろうか。

それが分からず、適切とは言えない方法で愛を表現したり、愛を求めたりしてきました。

しかし適切ではなかったからこそ、それらの愛はどれもこれも上手く行かなかったのです。

私は自分を見つめるために心理学を学び、現在の私がいます。

神経言語プログラミングを始め、認知行動療法や交流分析を用い、自分というものを見つめ直し改善してきました。

私が上手く愛情表現が出来なかったのも、何が健全な愛情なのかが分からなかったのも、生い立ちが関係しているのは言うまでもありませんが、そこに執着して前に進まなければ何も変えることは出来ません。

もちろん、過去をきちんと見据えることはとても大切です。

ただその後に「ではどのように改善していくか。」を考え、行動していかないと自分を変えることは出来ないのです。

人を愛する、愛されるが分からず傷つき、そして人を傷つけてきたからこそ、理解出来たこと、見つけたことは多々あります。

その経験が今恋愛で悩んでいる方々のお役に少しでも立てれば…と、願うばかりです。